第二回
2005年8月11日
 
現在、上海には就労ビザを取得した日本人は約5万人在住しており、 その家族や短期間滞在している日本人を合わせると約10万人はいるそうです。

  ところが、そんな約10万人が暮らす中に日本人の歯科医師が居ないという状況は、 駅の近くを探せば必ず何件か歯科医院を発見できる日本国中を探してもそうはありえません。 (もちろん、中国人の日本語を話せる(?)歯科医師は居るには居ますがやはり不安ですよね) 下手に日本国内で開業するよりは、上海で開業する方が競争相手がいない分有利です。

  そう考えた上で上海での開業を目指すことになったのですが、 中国で歯科医院を開業する上で、避けては通れない「医師免許」の問題があります。 「日本の医師免許で、中国で診察ができるのか?」これをクリアしなければ、何にもすることができません。

  Mr-Tに相談すると、「問題ないよ。できるよ」・・・と何を根拠としてそう答えられるのかはわかりませんが、 中国のことにはそれまで興味も持たずに生きてきた私にはMr-Tの言葉は絶対的なものとして信用を置いておりました。 それゆえに、中国での段取りをMr-Tに全て任せることにして、 ひとまず今回は帰国することになりました。

  ところで、中国で医院を設立する方法には大きく分けて次の3種類の方法の何れかをとることになります。
 1.外資/独資でやる方法。(最低出資額2000万元。)
 2.合弁会社を設立してやる方法。(現地法人ですので、定まってません。)
 3.コンサルタント会社を設立し、現地法人に投資をして運営を管理する方法。(最低出資額14万[米]ドル。)
 まずは、Mr-Tとの共同事業として二人で出資することに決まりました。 事業展開する上でそのことを踏まえた契約書を作り、Mr-Tとの関係を構築してから出資方法を考えます。 その後、私たちは3番のコンサルタント会社を設立する方法を選択し、作業に入ることになりました。

  出資の割合は私が6割、Mr-Tは4割。その他の渡航費用や経費はそれぞれが持つと言うことで、事業展開後は出資率に応じた収入を得ることで話は決まりました。 私はすぐにMr-Tの口座に6割分を入金し預かり書も受け取りましたので、あとは許認可が降りるのを待つだけです。 そんなに簡単に許認可などが取れるのかと思われますでしょうが、Mr-Tの会社のリュウ氏の叔父さんが上海市の副市長であると言うことも私が安心するひとつの要因でありました。

  ところが、その後物件探しの為、上海に行くことになるのですが、話が思わぬ方向へ展開していくこととなります・・・

  (次回 第三回に続く)
 
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