第三回
2005年9月26日
 
今回はコンサル会社の事務所と病院の物件探しのための上海入りです。物件探しで手を貸していただけると言うことでMr-Tと共に空港公団の陳さんと会うことになり、空港へ着くや否や前回訪ねた空港公団のビルの最上階のへ行くことになりました。 Mr-Tが言うには、陳さんはとても政治力がある方で、前職では上海の不動産を統括してた人物だということです。何も知らない私は「へぇそうなんだ。すごい偉い人をMr-Tは知ってるんだなぁ」と感心しました。 陳さんの所では、既に何件か物件の情報がありそれを見せてもらっていると、Mr-Tと陳さんは中国語でなにやら話をはじめたので、「早速物件を見に行くのかな?」と思っていると、どうやら違った様子で食事に行くことになりました。 空港内にある空港職員たちが食事をする施設に行き、そこのVIP ROOMでの食事ですが、なぜだか酒もたくさん出て来てそのまま宴会になってしまいました。
その日は今後ともよろしくお願いしますと言うことで、訳も分からないままの宴会でしたが、お開きになったのでありました。

次の日は物件の下見で、上海中を車で移動し、いろいろな物件を見る事となりました。 上海で大卒の月給が3000元〜4000元(4〜5万円、地方はもっと安い)のところを私たちが望んでいる物件は20万〜30万円もする高い物件が多かった印象があります。 まずはその中から候補を2件に絞り、陳さんに交渉してもらう事になりました。
しかし、まだコンサル会社が出来ていない関係上、手付けは私が自腹で立替えて置いて、設立後に返金してもらう事になりました。

その夜Mr-T、陳さん、金さんと食事をし、カラオケに行きました。
中国式のカラオケ屋でしたので、日本語の歌は少ないのは仕方ありませんが、リモコンがなく、モニターの前で入力しなけれなりません。
さらに、曲の並びも「あいうえお順」ではなく、題名の文字数で選択するという大変不便なものでした。
しかも、題名と歌が違っていたりと、もう、歌を唄える状況ではありませんでした(あとから判った事ですが、日本式のカラオケ屋もあるようです。歌本から選択リモコンでちゃんと選べます) ので、お酒を呑むしかない私はがんがんと呑んでしまいました。(お酒はかなり強い方です)
そこでも何故か今後ともがんばりましょうということでホテルに帰り着いたはいいが、呑みがたたってそのまま爆睡してしまいました。

次の日も物件を見に行くことになっていましたが、なぜだか陳さんの車で上海のマンション関係を見に行くことになりました。
いろいろ物件を見ていて気づいたことですが、中国では内装工事はされておらず、コンクリートの打ち放しの状態で販売されるようです。内装は購入後に自前で全て作るということでした。
などと考えているうちに、いつの間にかマンションを買う話になっており約150万元〜200万元(2000万〜2700万円)の物件を勧められていました。
中国では価格の3割を頭金に入れれば誰でも購入することが出来る(?)し陳さんの口利きだと安く購入することが出来ますということで、Mr-Tにこの物件を買って事務所として利用しようと進められ、私は「そうか」「その方が良いかな?」と戸惑いながらも納得をして物件探しを続けることになりました。

見ていくうちにだんだんと気持ちが盛り上がっていたのですが、中でもすごく気に入った物件があり「これは良いね。考えようかな?」と言うとそこに来ていた仲介不動産屋が、「これは中国人しか買えない」と不可解なことを言います。
「何それ?」「じゃ、何のためにこれを見に来てるの?」さっきの話では誰でも買えるって事だったのに、買えない物件もあるってどう言う事だろう? それに買えないものを見に来る意味ってなに?・・・等などいろいろ考えさせられてしまいました。

その夜、陳さんが「今、空港公団で滑走路増設に伴い、ショッピングモールも建設中で、日本側で何か協力してもらえないか?」と言う話が出てきました。
またもや当初の目的とは関係のない方向へ話が飛んでしまい、戸惑いながらも物件探しに手を貸していただいている以上、話を聞かないわけにはいけませんし・・・どうなることやら。


(次回 第四回に続く)
 
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