第五回
2005年11月15日
 
今回も金さんに食事から何からいろいろとお世話になりましたが、 今度は中国で病院を始める為には、どうしても中国人医師の協力も必要と言うことで、何処からか中国人医師を連れて来られました。 共に食事をする事となりましたが、その会話の中で彼に、手続きの一切を請け負う代わりにと月々50,000元を要求されました。 前にも書きましたが、平均月収が3,000〜4,000元の上海で50,000元と言うのは日本で言う200〜300万円に相当する額になります。
彼の能力も知らない上でその額を出すのはどうしたものかと思いはしましたが、 その場は取り繕って、今後ともよろしくという事で、友好的に話をしておりました。その後、彼と再会する事はありませんでした。

また、今回も陳さんとの打ち合わせで空港公団に行きました。そして、次回はITの社長も同行して、本格調印をする事になりました。 ところが、契約書の草案を持ち帰ったはいいのですが、中国語で書かれている為、あまり良くわからないので、Mr-Tにその件は預けることにしました。

前回、北海道で面接をした2人の先生はあまり芳しくなかった事もあり、上海へ派遣する医師をどうしようかと悩んでいる所に、新たに応募がありました。
応募された先生は吉祥寺に居るということでしたが、横浜から吉祥寺へは交通の便が悪い事もあり、間を取って品川のプリンスホテルで落ち合うことにしました。
その先生(Dr.W)に会って話を聞くと、日本人ではありますが、日本でライセンスを取得した後、まもなく渡米され、米国のライセンスを取得、その後ロスやサンディエゴで開業すると言った経験をお持ちでした。
米国での開業を止むを得ぬ理由で打ち切り、日本に帰国以降は、義兄の病院で診療をしているという事でした。 上海での開業を希望する理由は、ご存知のように日本での診療は既に飽和状態で、頭打ちになっていると言う事と、 米国の生活の中での情報で、中国では今後、医療分野での発展が有望であることを強く感じたと言うことでした。
私は日本での開業に失敗してしまったから中国の病院を希望するという方に任せる事はしたくなかったので、中国に明るい未来を描かれている方を選出していきたいと考えていましたので、 希望通りの先生に巡り会えたわけです。その後、メール等の遣り取りで詳細も打ち合わせ、これによって派遣する医師も決定しました。

その後Mr-Tとも日本で打ち合わせをして、不動産の候補を2件に絞り、資金の詳細も再度確認し準備万端、整った所でMr-T、Dr.Wを同行し上海へ行く事になりました。
上海に着いて、これからDr.Wの生活するマンションやホテル等も必要になるため探してもらい視察をしました。
本題のコンサルタント会社と病院は、同じ場所で区分けして使うと言う提案があり、私もそれに同意しました。 場所は上海タワーの近くにある新築マンションの1階角、約160平方メートルの物件に決め、家賃約25,000元(約35万円)敷金3ヶ月・礼金1ヶ月で3か月分ずつ前家賃で支払う契約となりました。 中国での世情に疎い私はMr-Tに契約内容の全ても任せ、手付けの25,000元をその場で支払いました。 本契約は次回上海に来る際にすると言うことになりました。Dr-Wもその物件はすごく気に入り、なにも問題はないと思っていましたが・・・ (175,000元 必要)

(次回 第六回に続く)
 
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